• Interview

Creator's File Vol.08 - Luziq

sonoを使っているアーティストやDJの皆さんへのインタビュー企画第8弾。
今回は「ZODIAC13」のレーベルを主催し、ご自身も大阪のクラブシーンでDJ・トラックメーカーとして活躍されているLuziqさんにお話を伺いました!
レーベルの名前に込めた想いや様々な経緯、Luziqさんご自身が今の音楽活動にどのように結びついていったのか、そしてDJとしての交友関係についてもたくさん聞かせてくださいました。
まもなく新曲「Clavis EP」のリリースも控えており、今後のご活躍がますます目の離せないLuziqさんの人物像に迫ります。

「ZODIAC13」誕生秘話

mimy: 今日はありがとうございます!
Luziqさんは「ZODIAC13」という音楽レーベルを主催していらっしゃいますが、同じくZODIAC13の創立者であるLuNaさんと私は結構以前からTwitterで繋がっていて、その流れでLuziqさんのことを知り今回インタビューさせていただきました。

Luziq: そうですね。僕とLuNaさんはZODIAC13で一緒に活動していました。 その後レーベルを任せていただき、現在LuNaさんとはその後立ち上げたFearless Recordingsの方で共に活動しています。

mimy: LuNaさんはラジオ番組も持っていらっしゃって、私のトラックも番組で使ってもらったことがあり、そんな感じでLuNaさんとはずっと交流していたんですが、私が一時ちょっとTwitterを離れていた時期にいつの間にかレーベルを始められて。それがZODIAC13だという。

Luziq: はい。ZODIAC13というのは、もともと星座の黄道十二宮にへびつかい座を足した13星座というところから命名しました。
黄道とは地上から見た太陽の通り道で、その黄道沿いに12個の星座があるので黄道十二宮と呼ばれることが一般的です。
でも、実はもうひとつ黄道上にへびつかい座が存在するということで新たに加わり13星座になったんです。ただ13星座だと、ちょっと縁起が悪いなどの理由で、へびつかい座の存在は無視されていたわけで。
そういうへびつかい座の、正式に星座に加わってるのに日の目を見ない姿を、本当は才能や実力があり人前に出てもっと有名になるべきアーティストがたくさんいるのになかなか表に出てこないことに重ね合わせて、そんなアーティストの背中を押せるようなレーベルにしたいという気持ちから「ZODIAC13」という名前を付けさせていただいています。

mimy: なるほど、レーベル名にはそういう意味があったんですね。すごく腑に落ちました。

Luziq: 13という数字には割と不吉なイメージもあるけど、それもまたちょっとダークな感じでかっこいいかなと(笑)

mimy: そうなんですね。今お伺いして、このsonoというサービスのコンセプトとも通じるものがあるなぁと感じました。sonoも、アンダーグラウンドなミュージックシーンで活躍する人たちがこのメディアを通してどんどん表に出ていけるような場を作りたいと思って作ったサービスなので、ものすごく共感を覚えます。

Luziq: もうぜひ、何か良い形になるようにやっていきたいです。

mimy: Luziqさんご自身は、明日は「BEATful Affinity」という大阪のイベントにご出演になるんですよね(このインタビューは2023年10月7日に行いました)。しかもなんと、sonoで9月にインタビューさせてもらったそぼろさんとも共演されるとか。

Luziq: はい。すごく楽しみにしています。呼んでいただいて本当に良いのかなという気持ちで。僕はDJとしてはちょっとブランクが長かったんですよ。社会人生活でしばらく音楽活動を休止していたので。

mimy: 意外とそうなんですね。以前は「Urban Techno Cafe」という名義で活動されていらっしゃったのですよね。

Luziq: そうなんです。2000年くらいの頃ですね。
最初はそれこそHiroshi Watanabeさんのビートマニアに影響を受けて。

mimy: そぼろさんも同じくHiroshi Watanabeさんのビートマニアがルーツにあったとインタビューで仰っていました!

Luziq: そうですよね。僕もHiroshi Watanabeさんが作る曲と同じようなものを作ってみたいというのがあって、当時出ていた「BM98(ビートマニアのシミュレータ)」のフォーマットで曲を作って投稿することを二、三年ほど続けていまして。そうするうちに、ありがたいことにイベントにも呼んでいただけるようになりました。
それから本格的なDJもやってみたくなり、レコードでDJさせていただいたりもしてましたね。

mimy: では、その頃からDJと楽曲制作の両方をされていたのですね。

Luziq: そうです。最初は曲作りの宣伝のためにDJを始めたんですけれど。

mimy: なるほど。

Luziq: DJは面白いですよね。でも、最近はTakuya Yamashitaさんのようなライブセットをやってみることに興味がありまして。やはり自分の中では曲作りのほうがメインだと考えているので、ゆくゆくはそういうことが出来たらいいなとは思っています。

mimy: Takuya YamashitaさんもZODIAC13から曲をリリースされていらっしゃいますよね。お二人は元々お知り合いだったのですか?

Luziq: Takuya Yamashitaさんは、ZODIAC13の記念すべき第1弾なんです。
このリリースはLuNaさんからの繋がりだったのですが、曲を聴かせてもらったとき、自分の中で「この人はもう別格だな」という直感があったんですよ。

mimy: 実は私も今日BandcampFridayでTakuya Yamashitaさんの曲が出ていたので買ったところでした(笑)

Luziq: ちょうど次回の僕たちが主催する「Fearless Podcast」でTakuya Yamashitaさんをゲストに呼んでCensor名義のミックスを流す予定です。
カバーアートも、ハロウィンも近いですしちょっとダークな感じで。

mimy: ラジオのことについてもいろいろお伺いしたいのですが。ラジオ番組を始めた経緯や、ラジオとレーベルとの関係性などについて詳しくお聞かせいただけますか?
LuNaさんの他に、Liggy Kさんとも一緒に活動していらっしゃいますが、お二人とはどのように繋がっていったのでしょうか。

Luziq: 話せば長くなるかもしれない(笑)
僕は2003年頃から就職して社会人になって家族を持つようになり、そうするうちにどんどん音楽に割く時間がなくなってしまって。
一度は音楽活動とほぼ無縁の生活を送っていたんですが、転職したバルで働いていたときに、店内で有線など好きな音楽が聴ける職場だったんです。
そこでは割とファンクを流していたんですけれど、他のジャンルを聴いてみようかなとチャンネルをいじっていたら、メロディックプログレッシブというジャンルに出会いました。それが2016、7年くらいですね。
中でもエピックトランス、ダッチトランスに強く惹かれました。有名なところでいうと、Ferry CorstenやArmin van Buurenあたりの落ち着いた感じのトランスがすごく好きなんですが、トランスのシーンはどんどんジャーマン、アッパーなサイバー寄りになっていって。それも好きなんですけれど、それとは真逆な方向が自分の求めている音楽に近かったんです。
メロディックプログレッシブを聴いて以降、Mixcloudでこのジャンルの音楽をいろいろと探していると、ねこぽんさんという方のミックスに出会いました。ねこぽんさんは関西を中心にメロディックプログレッシブのイベントを主宰されている方で、最初ミックスを聴いたときにものすごく刺激を受けて。そういった音楽を作りたいというのが大きなきっかけになりました。
ちょうど僕自身もライフスタイルが変わって音楽をやる余裕ができてきた時期で、一度は全て売ってしまっていた機材も集め直して、少しずつ音楽活動を再開していって。Takuma Iwakawaさんが主催者する「Force Records」、後に「Force Energy Records」という名前に変わりましたが、そちらで2017年末にリリースさせていただくことになりました。それ以降いろんな繋がりが増えたんですが、同時期たまたまLuNaさんのことを知って、コンタクトを取らせていただいたんです。
当時LuNaさんは海外レーベル「Pineapple Digital」のラジオマネージャーをされていて、連絡を取り合いながらいろいろ話を聞くようになりました。そうこうするうちに、LuNaさんが自分のレーベルを持ちたいという思いを伝えてくれて、悩みや葛藤を聞きながら話し合い、意気投合して立ち上げたのがZODIAC13です。
最初はZODIAC13のラジオ番組を立ち上げたので、レーベルよりもラジオのほうが確かちょっと先でしたね。

mimy: なるほど。

Luziq: ラジオを立ち上げた後、駄目もとでディストリビューターにレーベル申請したら通ったので、テストリリースに「Starvox」という自分の作品をZODIAC13のナンバリング0という形でリリースという形しました。
記念すべき第1弾はLuNaさんのためにとっておきたかったので、「Starvox」はナンバリング0。そして、第1弾がTakuya Yamashitaさんの「A Thread of Light」です。

mimy: そういうことだったんですね。

Luziq: 当時LuNaさんは「Fearless Podcast」というラジオ番組も運営されていました。LuNaさんは複数の番組を回しながら色々サポートしてくれていたので今も頭が上がらないですね。LuNaさんには共感できる部分がたくさんあり、信頼しています。
その後Fearless Podcastのもう一人のメンバーLiggy Kさんを紹介していただき、Liggyさんの楽曲をZODIAC13からリリースさせていただいたんですが、半年くらいしてLuNaさんとLiggyさんと共に「Fearless Recordings」というレーベルを立ち上げてみないかという話になりました。そのほうが、LuNaさんも自分のやりたいことをもっと全面的にプッシュできるようになると思いまして。お陰で今はすごくうまく回ってると思います。

mimy: Fearless RecordingsとZODIAC13の関係性はどういう感じなのでしょうか。

Luziq: ZODIAC13は現在「Progressive Travelers」というプログレッシブの番組と併せて活動していまして、Fearlessはテクノの番組なのでリリースもテクノ中心なんです。そして新たにそこから幅を広げて、メロディックテクノ中心の「Fearless Emotions」というレーベルも立ち上げています。
僕の中では、ZODIAC13は自由に始めたので、その勢いで続けていきたいと言いますか。FearlessはLuNaさんの中にある構想をもっと大切にしたものだという違いがあります。
LuNaさんはZODIAC13を離れられてるんですが、今でも「てっちゃん(Luziqさんの愛称)の好きにしたらいいよ」と言いながらサポートしてくれていてますね。

音楽を通して繋がる、時を超えての様々なめぐり合わせ

Luziq: 10月20日にリリースする「Clavis EP」のカップリングの「Starvox」は、ZODIAC13で最初にテストリリースしたナンバリング0のリワークという形になってまして。

mimy: そうなんですね。リワークということは、このリリースによってレーベルの再始動的な意味合いがあるのですか?

Luziq: あんまり再始動という感覚はなくて、ぽけっとしてたら、あっという間に時間が過ぎていた(笑)
ZODIAC13には僕の描くロードマップがあり、地域密着型というか、地元大阪でもいろいろパーティーに招いていただいて、今度新たにMIRくんもDJメンバーに加わっていただいたので、もっと地元のパーティーとの繋がりを強化したいなと考えてます。

mimy: なるほどなるほど。
・・・と言いつつ、ZODIAC13は、Yuuki HoriさんUshishiさんといった、私の地元である福岡の方たちとの関わりも結構ありますよね。Ushishiさんは以前sonoでもインタビューさせていただきましたが、イベントに遊びに行ったときによく顔を合わせるんですよ。それで何かの折に「そういえばZODIAC13の番組に出てましたよね」という話をしたら、実はLuziqさんとはUshishiさんが大阪にいたときからの繋がりだと仰っていてびっくりしたんです。

Luziq: そうなんですよ。
当時、僕は「DJ PYN」という名前で活動してまして。僕のあだ名がピンだったんですが、ただPINというDJの方が他にいたので、IではなくYにして「DJ PYN」と名乗って。だから牛尾さんからはよく「ピンくん」って呼んでもらっていました。
牛尾さんは大阪にいた頃、確かワープハウスのような、割とアッパーなハウスのDJをしていて、本当にかっこよかったですね。
僕のミックスの繋ぎ方は、牛尾さんの影響が大きいんですよ。当時周囲から「めちゃくちゃ上手いDJがいる」という話を聞いていて、それが牛尾さんでした。

mimy: それが2000年前後くらいの時期なんですね。その頃からずっと繋がっていて、ZODIAC13でも声をかけられたのでしょうか。

Luziq: 牛尾さんと再度繋がったのは、実はたまたまだったんです。牛尾さんはZODIAC13のコンピには参加されてはいないんですが、Yuuki Horiさんについては、LuNaさんがよく「Hypnotic Room」をプッシュされてまして。

mimy: Hypnotic Room!私も大好きなレーベルです。

Luziq: はい。Hypnotic Roomが「Fukuokan Minimal」というシリーズを出していたので、LuNaさんがそれにインスパイアされHypnotic Roomの面々をフィーチャーしたミックス「Osakan Minimal」を始められた時に牛尾さんの名前を発見しまして。

mimy: ということは、LuziqさんがUshishiさんに声をかけたわけではなく、その流れでUshishiさんに繋がっていったんですか!

Luziq: はい、本当にたまたまで。
牛尾さんとは2000年くらいの頃、大阪のクラブの大きなパーティーで一緒にDJさせていただいたんですけど。その同じイベントには牛尾さんの他に、音鳴つむぎさんのプロデューサーの方も一緒だったんです。フカザワコウジロウさん。

mimy: え!すごい偶然!!

Luziq: つむぎさんは当時メロディックなトランスなどを回されていて、僕にもよくレコードを貸してくれました。当時は東京に行くか通販で電話するかしないとレコードも手に入れなかった時代で。

mimy: 皆さん、そんなに近しい距離にいらっしゃったのですね・・・!

Luziq: 今回の「BEATful Affinity」主催のYMG-Cこと山岸くんも昔の繋がりで。ゲームセンターで遊んでた仲でした。

mimy: そうなんですか(笑)

Luziq: 「そことそことそことそこが繋がってる」といった感じです(笑)

mimy: そして更に今回は北海道からそぼろさんも一緒に出られるということで、皆んな繋がってる現象が起きてますね・・・!

当時のパーティーのフライヤー。Buchi(フカザワさん)、PYN(Luziqさん)、USHIO(Ushishiさん)の名前が載っている。

Luziqさんの音楽のルーツと、これからのこと

mimy: レーベルやイベントのお話を伺ったので、今度はLuziqさん自身の音楽の話についてもお話を聞かせてください。音楽のルーツといいますか、音楽を好きになっていったきっかけなどお伺いしてよろしいでしょうか?

Luziq: そうですね。僕の母親が昔、カセットテープでよく喜多郎の「シルクロード」を流していて、「天地創造」とかもすごく好きで。
それをずっと聴き込んでいたんですが、それから小学校の頃になると、僕の頭の中ですごくメロディーが浮かぶんですよ。頭の中で音楽が鳴っているというか。
でも、当時は録音機器もボイスレコーダーもなかったので、自分の中で気に入ったメロディーをよく歌詞にしてノートに書いてました。適当な歌詞をつけて、その歌詞を見たら、曲を思い出す。

mimy: なるほど。

Luziq: たまに歌詞を見ても「これ何のメロディーだったっけ?」みたいなこともあるんですが(笑)
そんな感じで中学~高校の頃までずっと続けてたんですね。その頃、親にキーボードを買ってもらったんですが、録音できるのは1曲だけだったので、覚えにくいメロディーだけを録音しておいて後は全部歌詞に書き直して、歌をたくさん作っていきました。
その後、音楽の専門学校に行って初めて、ROLANDの「PMA-5」というタッチペンで曲を作れるハンディシーケンサーを入手して、それがちょっと面白すぎて、貴重な授業の時間をほぼほぼ話も聞かずにずっと曲ばっかり作ってました。

ROLANDのハンディシーケンサー「PMA-5」。これを使ってLuziqさんは専門学校時代に曲を作っていた。

mimy: そうだったんですね!
音楽学校に通われたというお話でしたが、それではもう高校生くらいの頃には音楽の道に進みたいと思っていたということですよね。

Luziq: はい。自分の中で、音楽をやるということが自分の宿命というか使命のように感じて音楽の道を進んだという感じです。とはいえ、あんまり深くは考えてなかったんですが。

mimy: まあ、まだ高校生だとそうですよね(笑)
でも、音楽の方面に行きたいという志を持っていざ音楽学校に入られたときに、ハンディシーケンサーをゲットしたということですね。

Luziq: うん。音楽理論のほうはほとんど勉強できなくて、先生にしてみれば僕は本当にもうすごい問題児だったと思います。

mimy: と言いながらも、ハンディシーケンサーを使うことで曲をどんどん作っていく手立てを得たわけですね。そしてDJも始められたと。

Luziq: はい、そうです。曲を作って聴いてもらうという、ただそれだけでプロモーションとかは全く何も考えてなかったので、多分あまり賢いやり方ではなかったと思いますが。
でも、そうしているうちにだんだん不安になってきた部分があったんですね。僕は勝負ごとが嫌いで、自分が人の上に立ってチャンスをゲットしてしまったら、本来そのチャンスをゲットするはずだった他の人の場所がなくなるのではないかと考えてしまって。
勝負ごとから逃げていったら上に登れない。そういう部分が不安になり、そして「もし自分が急に曲を作れなくなったら」と思うとそれもちょっと怖くなってきて、全く音楽と無縁の会社に就職ました。「とりあえずもう音楽のことは置いておいて、いち社会人としてきちんとした生活が営めるようになってから、もう一度音楽をやったほうが良いんじゃないか」と、自分の中で漠然と考えていましたね。

mimy: ということは、一旦社会に出てみながらも、将来的にはやっぱり音楽の道に進もうという気持ちも残っていたんでしょうか。

Luziq: そうですね。「音楽は歳をとってからでもできるかな」というのはありました。
音楽を手仕事にするのに、昔からなぜか抵抗があったといいますか。やっぱり臆病だったんですよね、きっと。

mimy: とはいえ、もうそろそろということで音楽の側に戻ってきたのですね。

Luziq: そうですね。やっぱり音楽を作りたい気持ちはあったので。

mimy: その火はずっと消えていなかったということなんですね。

Luziq: 再開当時は「海外レーベルでリリースしてみたい」とかいろいろ目標があったんですが。
世の中には音楽理論を熟知していたり、しっかりしたポリシーや目標を持っていたり、遥か上を行っているような本当に素晴らしい方もいれば、音楽を始めたばかりの人もいるじゃないですか。そんな中で、自分にとって音楽って何なんだろうと考えてたときに、「やっぱり僕にとって音楽は子供の頃のおもちゃ遊びと同じ感覚だな」というのがあるんです。
子供がおもちゃで遊ぶのに、大抵の場合は目標も何もないじゃないですか。そこからポリシーや目標が生まれる方もいるでしょうけど、自分の中では常に、「おもちゃで遊ぶように音楽を作り続けていく」というのが原点にあるんです。それに対する目的や理由は後で考えようかなって。

mimy: ああ、私も最近似たようなことを考えていました。音楽理論などいろんな知識を増やしたりはしてきましたが、結局のところ音楽って、鳴っている音を聴いて気持ちが高ぶったりシンパシーを得たりしながら、最終的には自分が純粋に音を楽しむのが一番だなって。

Luziq: そうですね、だから今は特に大きなことは考えてないですね。

mimy: なるほど。その上で、何か目標などはありますか?

Luziq: うん。基本的にはあまり深く考えないんですけど、ぱっと閃くものがあったらそこにさっと行く姿勢ではいたいと思います。
直感ですね、本当に。

mimy: 感性に従って進んでいくということですね。とても素敵だと思います。今日はたくさんお話を聞かせてくださってありがとうございました!

そんなLuziqさんの最新楽曲「Clavis EP」が2023年10月20日にリリースされます。現在Beatportにてプレオーダー中なので、ぜひチェックしてみてください。

リリース情報:
Luziq- Clavis EP [ZODIAC13]” Release Date: 2023-10-20

インタビュー後、Luziqさんより追記をいただきましたので以下に掲載します。



Luziq: ZODIAC13にはもう一人、yerruy83というそれはもう長い付き合いのアートワークディレクターがいまして、 彼について語るとインタビューが終わらなくなるので割愛しますが(本当ごめん笑)
彼は音の色が見える共感覚(シナスタジア)の持ち主で、それに基いた独特なカバーアートを描き上げてくれています。
彼とはまっちゃんてっちゃんと呼び合う仲で、今後も共に何かやらかしていくと思います。
yerruy83(Instagram)

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