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美女ジャケハンター第24回 マレットに熱狂する美女を追え!


       

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介していますが、今回も順番をシャッフルしてHarry Breuer And His Quintetの「Mallet Mischief, Vol. 2」をご紹介します。

                  

              

◆「Mallet Mischief, Vol. 2」について

Harry Breuer And His Quintetの「Mallet Mischief, Vol. 2」(1958年リリース)

1. Farmerette
2. Pavanne
3. Dainty Miss
4. Fiesta De Oro
5. Fiesta Waltz
6. Hora Staccato
7. Paloma Beguine
8. TV Funeral March
9. Down Home Rag
10. Minute Merengue
11. Tropicale Stephanie

        

ハリー・ブリュアー(ブロイヤーと訳される事もあります)はワーナー・ブラザーズ、フォックスなど映画音楽やNBCラジオ、テレビに携わってきたマレット奏者・作曲家です。
1950年代にハリー・ブリュアー・アンド・ヒズ・クインテットを結成。今回ご紹介する「Mallet Mischief, Vol. 2」と「MALLET MAGIC」2枚の作品を残しています。
美女ジャケではないため割愛しますが、1960年代にコマーシャルや映画に出演し表舞台に立ちつつも、他のムードミュージックの作曲家たち同様モーグ・シンセのムーブメントにもしっかり乗り、「The Happy Moog!(1969年)」や「Moog is Moog(1977年)」などもリリースしています。

       

◆「Mallet Mischief, Vol. 2」と私

↑我が家の「Mallet Mischief, Vol. 2」は比較的状態が良い!太ももからチラリと見えるシュミーズもしっかり確認出来ます。

サブスクリプションで繰り返し聞いてる作品の1つで、いつかレコードに出会いたいと思っていた矢先レコード市で発見。少し高いなぁと思いつつ、3000円ほどで捕獲した作品です。
確認した所、著名人がハリー・ブリュアーについてラジオで話していた事が分かり少々高値な事に納得がいきました。

おもちゃ箱をひっくり返した様な楽曲が沢山詰まっていて、テーマパーク感がある作品です。メディアで音楽を演奏し制作してきて、放送業界でコメディなどを手掛けていたハリー・ブリュアーならではのアプローチなんだと思います。美女が楽しそうにスパークしている姿もコミカルさが伝わってくる素晴らしいジャケットです。

ずっと気になっているのがジャケット右下の「Vol.2」の文字。この作品と対になる様な作品があるのかと思い調べてみたところ

           

          

どうやら前作の「Mallet Magic」と対だと分かってきました。同じジャケットで「Vol.1」の文字があるのですが、曲目が「Mallet Magic」と一緒でした。しかし全く同じジャケット……同じテイストで別のジャケットにしたら良かったのに笑

     

ちなみに、多くの「Mallet Magic」はこのジャケットで流通しています。この作品もハリー・ブリュアーのキッチュでコミカルな特徴が十分に楽しめる作品です。      

以前はSpotifyで聞けましたが、いつの日から聞けなくなってしました。
Apple Musicでは聞けますのでお持ちの方はそちららから聞いてみて下さい。

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