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美女ジャケハンター第23回 スペース・エイジの魅力的かつ偏った音楽


       

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介していますが、今回もまたまた順番をシャッフルしてエスキヴェルの「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」をご紹介します。

                  

              

◆「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」について

ESQUIVEL AND HIS ORCHESTRAの「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」(1958年リリース)

1. GRANADA 
2. BEGIN THE BEGUINE 
3. NIGHT AND DAY 
4. POINCIANA 
5. PLAYFULLY 
6. ADIÓS
7. THAT OLD BLACK MAGIC 
8. NATURE BOY 
9. MAGIC IS THE MOONLIGHT 
10. SPEAK LOW 
11. BALLERINA 
12. IT HAD TO BE YOU 

        

エスキヴェル4枚目の作品です。迫力あるサウンドにラテンフレイバーをプラスして作られた「スペース・エイジ・ポップ」的な内容です。
「NIGHT AND DAY」や「GRANADA」などが収録されているのでカバーアルバムかと思われます。
顕著なボリュームの強弱とギターのフレーズが要所に散りばめられている事でアニメを音で聞いている様なキャッチーさが感じられ、作品全体に聞きやすい印象を与えています。

       

◆「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」と私

↑我が家の「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」です。ジャケが割れているのでそーっと使用しております。

      

「エキゾチカ」が好きにはたまらない、再発盤でも欲しいアーティストの1人がエスキヴェルです。

この作品は下北沢のレコード市に出かけた際に発見し、盤面が問題ないレベルで売られていたので即捕獲。
後にジャケットの天井が割れている事に気付きギョッとしましたが、問題なく美女は愛でれますし、エスキヴェルサウンドは楽しめるので、ジャケットの天井割れは作品個体の「味」としてDJの時もそぉーっと持っていく様な良い関係を続けています。確認せずに捕獲してしまうほど前のめりになってしまうアーティストです。

ジャケットの美女ですが、他の惑星に居るようなシチュエーションです。
風があり酸素供給的な物も被っていないので、きっと地球と似た惑星なんでしょう笑
そういうザックリとした宇宙のイメージでジャッケットが構成されている所が私が好きな「香ばしさ」であり、デザインの素晴らしさでもあり、ムードミュージックの楽しみ方の一つだったりします。

「OTHER WORLDS OTHER SOUNDS」は「SPEAK LOW」のカバー曲が収録されています。
このコラムは「SPEAK LOW」についてよく書きますが、正直こんなに元気な「SPEAK LOW」は聞いた事がありません笑
愛は耳元で囁いて的なニュアンスがたまらない名曲ですが、エスキヴェルの手にかかればキャッチーで情熱的な曲に早変わり。一応、他の曲に比べて静かに曲は進んでいきますが、メキシコ人故のサウンド作りなのか、そういう「ワーっ!」と急に展開していく所が癖になります。

                

Spotifyでもお聞きいただけますので曲の盛り上げ方に注目して聞いていただきたいです。
急に「バン!」とボリュームが上がるのでボリュームを上げすぎないことをお勧めします笑

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