私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介していますが
順を辿るとまた先週ご紹介したレス・バクスター作品になってしまうので、今回はワルター・ワンダレイの「Brazilian Blend」をご紹介します。
◆「Brazilian Blend」について
Walter Wanderleyの「Brazilian Blend」(1967年リリース)
1. RED ROSES FOR A BLUE LADY = ROSAS VERMELHAS PARA UMA DAMA AZUL
2. THE WORLD = IL MONDO
3. FORGET DOMANI = ESQUECA DOMANI
4. MEDLEY: CHARADE = CHARADA / JUST FOR TONIGHT = SOMENTE PARA ESTA NOITE
5. THE LONELY ONE = BICHO DO MATO
6. MEDLEY: IT’S SO SAD IN VENICE = QUE C’EST TRISTE VENICE / MY DARLING = MA VIE
7. I’LL DO THE SAMBA WITH YOU = VOU DE SAMBA COME VOCE
8. GO-GO THEME = TEMA DO VAVA’
9. WHITE BALL = BOLA BRANCA
10. COUNTING STARS = CONTANDO ESTRELAS
ワルター・ワンダレイの涼しげなオルガンに、エレキギターが混ざり合ったアレンジが印象的なカバー作品ですが、8曲目の「GO-GO THEME = TEMA DO VAVA’」を検索してもワルター・ワンダレイ以外の曲がヒットしなかったため、恐らくこの曲のみオリジナルだと思われます。
ジャケット裏面の説明書きを確認しましたが、主にワルター・ワンダレイがどんなオルガン奏者かの説明で作品詳細はほとんど載ってませんでした。
◆「Brazilian Blend」と私
↑我が家の「Brazilian Blend」です。ジャケット角に多少の痛みはありますが、美女を眺めるには十分な状態です。
レコード市で出会った作品ですが、大好きな「エキゾチックミュージック」ばかり取り扱うお店が出店していたので、気付けば4万円ほどのレコードを抱えている始末・・・厳選を余儀なくされる状況でした。
ジャケットの美女が美しすぎたのと数ヶ月前にワルター・ワンダレイの別作品を購入していたため親近感があり、サブスクリプションに存在しないこのアルバムを「聞いてみたい!」と思い捕獲しました。
いつだったかの音楽仲間の集まりで、この「Brazilian Blend」を持って行ったところ、知り合いから「このアルバムは持ってる?」と尋ねられたのが下記のアルバムです。
↑Walter Wanderley Trioの「Chegança」(1966年リリース)
「Brazilian Blend」の前年にリリースされたトリオでの作品「Chegança」です。リリースが1年ほどしか変わらないのに、コーヒー豆ジャケットが立て続きます(笑)
ワルター・ワンダレイは当時、歌手のトニーベネットの紹介で「ヴァーヴレコード」と契約し、6枚のアルバムをリリースします。
ヴァーヴからリリースしている「Chegança」で収録しなかった、もしくは収録出来なかった曲を翌年「フィリップスレコード」からリリースした作品が「Brazilian Blend」なのかもしれません。あくまで憶測の話ですが・・・。
先ほども記した通り、「Brazilian Blend」のサブスクリプションはありませんでした。
理由は分かりませんが、「Chegança」はサブスクリプションで一部聞けない曲があります。しかし当時の雰囲気は伝わると思いますので宜しければ聞いてみて下さい。