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美女ジャケハンター第65回 姐さんが「美女ジャケ」になる日


      

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を毎週捕獲(購入)した順番にご紹介しています。今週はエセル・スミス「Ethel Smith on Broadway」をご紹介します。

    

◆「Ethel Smith on Broadway」について

Ethel Smithの「Ethel Smith on Broadway」(1960年リリース)
1. The Sound Of Music
2. Promise Me A Rose
3. You’ll Never Get Away From Me
4. Gentleman Jimmy
5. The Music Of Home
6. Ring On The Finger
7. Do-Re-Mi
8. Small World
9. Walking Away Whistling
10. Til Tomorrow
11. Till There Was You
12. Take Me Along

「サウンド・オブ・ミュージック」をはじめとする、ミュージカル楽曲をカバーした作品です。
エセル・スミスは1940〜1960年代に活躍したアメリカのオルガン奏者で、軽快かつ陽気な演奏スタイルが特徴。本作では、ブロードウェイ・ミュージカルの楽曲をハモンドオルガンのみで収録する事で、彼女のエンターテインメント性を存分に味わえます。
エセル・スミスが弾き始めると、ハモンドオルガンは歌い、踊り、時には泣くほどの表現力を持つのです。数え切れないナイトクラブでの成功、一流ポップ・シンフォニーとの見事な共演、世界中での公演を経て、トップスターとしての地位を確立出来たのも納得です。

          

◆「Ethel Smith on Broadway」と私

↑我が家の「Ethel Smith on Broadway」は色鮮やかで、盤面もレコードプレーヤーにほぼ置かれてない様な美しさ。このジャケットのハッピーさに惹かれ手にはしたものの、全オルガン曲なので殆ど聞かなかったのか…?ある意味寂しい状態でした。

下北沢の大好きな店で偶然発掘した一枚。ジャケットをめくると、鮮やかな色彩の中で微笑むエセル・スミスが目に飛び込んできて、思わず即捕獲しました。実は、その時点では詳しい情報を知らずに購入したのですが、よく見ると彼女の顔にほうれい線が……。
もしや、美女ジャケとしてはなかなかの姐さんでは!? と思い調べてみたところ、彼女は1902年生まれ。当時すでに58歳! さすがにもう少し前の写真を使っているとは思いますが、それでも驚きです。

いざ聴いてみると、オルガンのみでブロードウェイの楽曲を演奏するという潔い構成。
「え、オルガンだけ!? マジか……どうやって使おう…。」と一瞬戸惑いましたが、いざ耳を傾ける懐かしい遊園地や某◯◯ランド的な場所に来たような気分に。普段、仕事とDJに明け暮れる私にとって、思いがけず旅行気分を味わえる1枚でした。

最近はDJのセットで、雰囲気を変えたいときの掴みとして試していますが、コレが意外と良い!普段ジャズの比重が大きいプレイスタイルなので、エセル・スミスを挟んでピアノジャズへ繋げると、最高にラウンジーな空間が生まれます。さすがエンターテイナー、あの微笑みは間違いなかった! これからもDJの掴みとして活躍してもらいます!

             

こういった作品はサブスクリプションにはなかなか登場しません。
幸いにも手頃な価格帯なので、プレーヤーをお持ちの方は、ぜひ購入して聴いてみてください。それか、私のDJを見てもらえると時々プレイしている事があります。 エセル・スミスの卓越したプレイスタイルを、動画とともにぜひお楽しみください! ちなみに、彼女の足弾きのスーパーテクニックも必見です。

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