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美女ジャケハンター第64回 100円箱に眠る世界名作「美女ジャケ」


      

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を毎週捕獲(購入)した順番にご紹介しています。今週は順番をシャッフルして
レイ・コニフ・シンガーズの「We’ve Only Just Begun」をご紹介します。

    

◆「We’ve Only Just Begun」について

RAY CONNIFF & THE SINGERSの「We’ve Only Just Begun」(1970年リリース)
1. Snowbird
2. They Long To Be Close To You
3. What They’ve Done To My Song, Ma?
4. Everything Is Beautiful
5. Make It With You
6. Let It Be
7. I’ll Be There
8. You Made Me So Very Happy
9. Everybody Knows
10. Candida
11. We’ve Only Just Begun

イージー・リスニング界の巨匠、レイ・コニフが率いる男女混成コーラス・グループによるカバー作品。インストゥルメンタルと親しみやすいコーラスを融合させた独自のスタイルで知られるレイ・コニフですが、本作でもその魅力が存分に発揮されています。
しかし、いつものレイ・コニフ作品というわけではありません。
1970年という時代背景を考えると、サウンドにも変化が現れています。従来のカントリー・テイストは残したまま、レイ・コニフ作品の中でも「歌いたくなる曲から、聞きたくなる曲へ」と移行している時期の作品なのです。

タイトル曲「M11. We’ve Only Just Begun」をはじめ、当時のポップスをカバーにしただけにとどまらず、「M5. Make It With You」や「M8. You Made Me So Very Happy」など、クールなリズム曲にも注目して欲しい作品です。

          

◆「We’ve Only Just Begun」と私

↑我が家の「We’ve Only Just Begun」は100円レコードとは思えない質の良さにビックリ!ジャケットの美女を愛でながら聞いております。

DJをしていると、仲間やお世話になっている方からレコードをいただく機会が増えます。その中の1枚が、今回紹介するレコードです。100円レコードを上手に掘るDJの方がいて、その方から譲っていただきました。

当時の私はイージー・リスニングに詳しくなく、レイ・コニフのことも知りませんでした。調べてみると、彼は若い頃にトロンボーンを演奏し、戦争に従軍した後、ビッグバンドを経験。その後、レコード会社の専属編曲家となり、イージー・リスニングの巨匠たちと比較的似たキャリアを歩んでいました。

ディスコグラフィーに目を向けると、1970年代までは当時のポピュラー音楽のカバーが中心でしたが、驚いたのは1980年以降。彼は還暦を超えていたにも関わらず、ブラジルやチリで活躍していたのです!年齢を重ねても新しいチャレンジを続ける姿、1950〜60年代のラテンやボサノヴァ全盛期ではなく、その後の時代にラテン音楽に挑戦したところにグッときました!
やっぱり年齢を重ねても新しいチャレンジは大切だなという教えと、1970年代まで比較的コンスタンスに編曲を手がけたりしている所が他のイージー・リスニングの巨匠たちとは一味違うと感銘を受けすぎて、ちゃっかりDJの際も多めにプレイしています笑


このYouTubeで私がプレイしているのは「M1. Snowbird」でカントリータッチな曲ですが、ただのイージー・リスニングと思ってナメてると、後で後悔するソフトロックの大傑作です。
(レコード屋さんに同じような商品説明があったので引用しましたが本当にその通りです!)

彼への敬意も込め、なるべくレイ・コニフ作品は捕獲しようと日々捕獲活動に勤しんでます。またこのコラムでもレイ・コニフ作品の素晴らしさをご紹介したいと思っています。

           

サブスクリプションでもお聞きいただけます。オリジナルよりも柔らかく、心地よいサウンドになっているので、リラックスした雰囲気で楽しめる作品だと思います。年の瀬からのバタバタでお疲れな皆さんにオススメです。

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