1956年にNHKの放送会館で誕生し、1999年に閉鎖されたNHK電子音楽スタジオ。
ここは数々の電子音楽に関する教育番組やドキュメンタリーが制作された場所です。
NHKの電子音楽番組や特別番組は一般の聴衆に電子音楽を紹介しましたが、電子音楽がまだ新興のジャンルだった時代、NHKの番組が電子音楽の理解を促進し、新たなファン層を開拓したという点で、NHK電子音楽スタジオは音楽史に多大なる功績を遺しました。
NHK電子音楽スタジオが閉鎖された後、その遺産を継承するために生まれたプロジェクトが「音の始原を求めて」シリーズです。
このシリーズは、電子音楽の先駆的な実験や録音を収めた音源を復刻し、音楽の歴史や技術的進化を紹介することを目的としています。
「音の始原を求めて」シリーズは電子音楽の歴史と進化を振り返り、その重要性を再評価することを目指しています。また、これらの音源を提供することで、現代の音楽家や音楽愛好家に向けて、電子音楽の源流や多様性を紹介し、新たな創造性を鼓舞することも期待されています。
2023年9月に「音の始原を求めて」シリーズ第9集・第10集が完成したのですが、このリリースを記念してDOMMUNEがスペシャルプログラムシリーズとして特集を組んでいます！
2024年4月11日（木）19:00～22:00の配信では「13集 松平頼暁｜ZENEI（前衛）Release 記念SPECIAL」としてこのプログラムのシーズン2が開幕となります。
sonoの読者やユーザーの皆さんの中には環境音楽・テクノ・エレクトロニカ・ノイズミュージックといったジャンルの音楽ファンもたくさんいらっしゃると思いますが、そういった方々には必聴の内容です。お時間を合わせて是非視聴されてみてください！
DOMMUNE特集ページ:
https://www.dommune.com/streamings/2024/041101
「音の始原を求めて」クラウドファンディング
また、「音の始原を求めて」は、NHK電子音楽スタジオ 設立70周年記念事業として2024年4月13日まで【日本の電子音楽遺産「音の始源を求めて」をヴァイナルに刻め！】と題してクラウドファンディングを実施中です。1,550,000円の目標金額をすでに達成して、この記事公開時点で残り2日となりました。
この貴重な音源をヴァイナル（レコード）で入手できるラストチャンスを逃さないようお急ぎください！！
日本の電子音楽遺産「音の始源を求めて」をヴァイナルに刻め！（CAMPFIRE）：
https://camp-fire.jp/projects/view/728244?list=search_result_projects_popular
コンサートのご案内
音の始源を求めてPRESENTS 電子音楽の個展「松平頼曉」電子音楽 VS 環境音楽
2024年4月27日(土) AT ARTWARE HUB KAKEHASHI MEMORIAL