FINE FALL DAY / Kazumichiワークス
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曲名 | 参加アーティスト | 使用許諾 |
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詳細
上京したばかりの頃。
電車の中ではくたびれてうつむいてる乗客ばかりだった。
「自分はこんなふうにならないように輝いてみせる!」
未来は輝いているはずだった。
10年の月日は、長いようであっという間。
本当はこんな暮らしを望んでいるわけじゃない。
現実はどんどん捻れていく。
早朝の静かな中央線沿い、ブーツの踵がコツコツ。
いつものように仕事へ向かっていた。。。
『FINE FALL DAY』という歌を作ってから、さらに10年以上が経っている。
あの頃イメージしていた「あの頃」から、すでに20年以上経っていることになる。
夢に敗れまくって生きてきた。
とても昔の友人に合わせる顔なんてない。
それでも確かなのは、「自分には今だに夢がある」ということ。
10代の頃と同じような深呼吸をすることがある。
心にはいつまでも忘れない思いがある。
この街できっと頑張れるさ。
優しい思い出・苦い思い出を時々思い出すこともある。
真っ青な秋晴れの空を見上げると、やっぱり自分を信じてみたくなる。
今回のアルバム「FINE FALL DAY」には、過去と今を受け入れながら、弱い者が強く生きていこうとする正直さが込められている。