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音楽データのバックアップにクラウド・ストレージは最適なのかどうか

たまっていく貴重な音楽データ。そのバックアップの重要性とクラウド・ストレージ情報。

サンプル音楽ファイル、リリース済みの楽曲音楽データ、数々のデータファイルを蓄積しているパソコン。

そのパソコンが何かの拍子に水没したり、火災や地震での被害で損失してしまったら大変。

バックアップが無くてデータを大量に失ってしまったら、死んでしまいたくなるほどの絶望感を味わうことだろう。

データの消失を避けるため、クラウド・ストレージを導入するとどうなるだろうか。

有名どころの高信頼性を誇るクラウド・ストレージはコレ!

・Google Drive

・Dropbox

Google Driveは言わずと知れたGoogleによるクラウド・ストレージである。アカウントを作成すると、メールデータ容量と共有で15GBがもらえる。

Dropboxは、Macユーザーのほとんどが簡単便利に使えるという優れたユーザーインターフェイスに魅かれて使っていると思われる、クラウド・ストレージである。

料金:

Google Driveの有料プラン(Google One)は次のとおり。

https://one.google.com/plans

100GB 年額2500円

200GB 年額3800円

2TB 年額13000円

5TB 年額32500円

それ以上のプランは要相談とのこと。

Googleドライブの使い勝手に慣れていて、アップロードやダウンロードのスピードが問題ない状態であれば、天下のGoogleに自分のバックアップデータを任せるのもありかもしれない。

Dropboxの有料プランは次のとおり。

https://www.dropbox.com/plans

2TB 年額14400円(月額換算1200円)

3TB 年額26400円(月額換算2200円)

チームでビジネス利用する為のより上位のプランはサイト参照

クラウド・ストレージは「割に合わない」と感じる人もいる。それはローカルバックアップストレージを外付けSSDやHDDに頼る方法もあるからだ。

外付けポータブルSSDなどだと、2TBで2万円前後、HDDだと1万円前後である。(アマゾン調べ)

クラウド・ストレージはアップロード、およびダウンロードの回線速度が遅い場合、外付けのSSDやHDDよりも快適性は劣ることになる。

しかしながら、クラウド・ストレージの利点は物理的にパソコン設置場所から離れた場所にデータがバックアップされるという点にある。

たとえば火災被害や水害(津波、土砂災害など)にあうことは無いと考えられる。

最強なのは、ローカル環境でポータブル外付けストレージを用意しつつ、クラウド・ストレージも併用するという事だろう。そうすれば万全を期してデータを失うことは無いだろうと予想される。

クラウド・ストレージを導入するまでの予算を取れないという場合でも、ポータブルHDDなどの安価なバックアップ手段を用意しておくと良いだろう。

予備しておけばデータを突然失って絶望することは無いだろうから。