第五回目の記事は、DTMerが今後選ぶ際に良いかも!と現時点で推奨できる音楽制作用のパソコンについて執筆いたします。
執筆者はFukuoka Digitalです。よろしくお願いします。
MacかWindowsか、Linuxなのか、そこが問題だ・・・

パソコンといっても、デスクトップパソコン・ノートパソコン、そしてOSによってMacにするべきかWindows、Linuxを選ぶべきか迷うことでしょう。
何が良いのかを経験者の立場から、検討材料となりそうな情報として提供いたします。
Macの利点:

Logic Proは、Appleからリリースされている広く使われている音楽制作ソフトウェアです。初心者向けには無料のGarageBandも用意されており、音楽制作を始めるための良い環境が整っています。
ほとんどのDTM用ソフトウェアや拡張プラグインは、MacとWindowsの両方に対応しているため、「使いたいソフトウェアが使えない」という状況はほとんどありません。特にMacは、現在Appleの純正品のみが販売されているため、ハードウェアの互換性問題が発生しにくいという利点があります。
(ただし、OSのバージョンアップに伴う互換性問題が生じる可能性はあり)
昔から「クリエイティブ系はMac一択」と考えるプロも多く、関連ソフトウェアの使い方やノウハウに関する情報が、新旧問わず豊富にネット上に存在します。そのため、初心者が知識を得やすい環境が整っていると言えるでしょう。また、Apple製品同士の連携が強く、iPhoneとの相互運用性が高い点もメリットの一つです。
Windowsの利点:

多数のメーカーから、自分の好みに合ったデザインや性能のパソコンを選んで購入できます。ハードウェアの周辺機器に関しては、互換性の相性問題が発生する可能性はあるものの、選択肢が非常に豊富です。
コストパフォーマンスを重視するなら、Windowsパソコンを選ぶ人が多いでしょう。Microsoftをはじめ、多くのサードパーティー企業がWindows向けのソフトウェアを開発しており、Mac以上に幅広い選択肢が揃っています。また、自作パソコンを組みたい場合、基本的にWindowsを選ぶことになります。
Linuxの利点:

Linuxは、ハードウェアの互換性に関してはドライバの問題でWindowsには及ばないものの、有志のプログラマーによって幅広い対応が進められています。
オープンソースやフリーウェアとして提供されており、OS自体を無料で使用できるのも大きな特徴です。一部のDAWはLinuxにも対応しているため、制作においての主な課題は拡張プラグインの種類と互換性になります。
シェアは他のOSに比べて低いものの、ネット上を探せば一定の情報は見つかる印象。Linuxは、プログラマー志向の人や、オープンソースプロジェクトへの理解・共感が強い人、自分で問題を解決する気力と知識欲がある人に向いていると言えるでしょう。
ノートパソコンが良いのか?デスクトップパソコンが良いのか?

執筆者Fukuoka DigitalはWindowsデスクトップパソコンを現時点では選んでいます。
理由は、拡張性の高さとコンピューターの計算速度(CPU性能)の高さゆえです。ノートパソコンは薄く作る為に、性能を若干ですが犠牲にしている面があります。改造できる上限も低めです。
デスクトップパソコンでは、高性能な部品を付け加えたりする事が比較的簡単にできるため、足りないと思った点を改造しやすいです。また、デスクトップパソコンでは、広い画面のモニターを接続して利用する上で互換性の問題が生じにくいかなとも思います。
(ノートパソコンも外付けモニターや拡張ハードウェアの接続は可能ですが、制約がある場合もあります。)
導入コストの予算を大きく割ける人はMacが良い?

DTM向けにMacを購入する予算がある方には、Mac miniまたはMac Studioを推奨したいと考えています。特に、Mac miniと大きな4Kモニターの組み合わせは優れた選択肢です。
メモリは現在のMac miniの標準仕様は16GB以上となっており、DTM初心者には十分な性能を発揮します。(プロフェッショナルには32GB以上を推奨します)
Apple M4チップは、DTMでの音楽制作を快適に進めることができる高いCPU性能を備えています。周辺機器の選択肢がWindows PCに比べて狭い点はデメリットにも思えますが、その分互換性の問題が少なく、購入した機材が使えないといったリスクを抑えられるというメリットもあります。
また、プロフェッショナル向けのソフトウェアの多くがMacに対応しており、プロの現場でも使用実績が豊富です。さらに、Macのシンプルなデザインはインテリアとしても優れており、作業環境にも馴染みやすいでしょう。最後にダメ押しとして推奨しますが、ストレージには1TB以上のSSDを準備しましょう。
執筆者Fukuoka Digitalが推奨するDTM向けWindowsパソコンの性能
・CPUはAMD Ryzen7以上、Intel Core i7以上(AIを使わない前提で、旧モデルCPUでOK)
・メモリは32GB以上
・内蔵SSDはM.2 NVMe 2TB以上
・Microsoft Windows 11 ProかHomeのOS
・グラフィックボードにNVIDIA RTX 3060 以上
上記のとおりです。
ノートパソコンにおいて最近出回るようになってきたsnapdragonのCPUのパソコンでは互換性の問題が有るため購入は推奨できません。ドライバ類の用意されていないハードウェアが多数あり、DTM用途での導入にはまだ難関が多すぎます。