• 音楽制作に役立つ情報を共有・提供したい!

音楽制作に役立つ情報を共有・提供したい 第七回

こんにちは。今回は、音楽制作者の多くが直面する“あるある”なお悩みについて取り上げます。
執筆は、Fukuoka Digitalがお送りします。

テーマはズバリ、
「作ったけれど、それを聴いてくれる人が少ない問題」 です。

CHORO*さんのポストに、心の底から「そうだそうだ!」と思った方、多いのではないでしょうか?
筆者もそのひとり。めちゃくちゃ的を射た内容だと思いました(^^;

音楽は、絵や写真と違って「パッと見て分かる」ものではありません。
聴いてもらうには、少しだけ時間と集中力が必要です。
さらに、好みの差が激しく、他ジャンルと比べて“スルーされやすい”一面もあります。

親しい友人や恋人でさえ、音楽には興味を持ってくれない…というケースも珍しくありません。
これは悲しいけれど、音楽という表現の宿命かもしれません。
・・・今回の記事では、人に聴いてもらう為にどうすれば良いかというアイデアを紹介します。
           


アイデア① SNSでの宣伝(でも即DM攻撃はNG)

作品の存在をまずは知ってもらうこと。これは大前提です。
しかし、フォローされた瞬間に「聴いてください」とDMで宣伝して終わり…では、相手に不快感を与えるだけ。

SNSは“関係性を築く場”。
日頃から交流を重ね、「この人、応援したくなるな」と思ってもらえるような振る舞いを意識しましょう。SNSなのですから、焦りは禁物です。真にファンと呼べるような人ができて、あなたを好んでくれたら嬉しいですよね?!ファンを大切にしましょう。
              


アイデア②YouTube広告・Google広告の活用

YouTubeに自分のチャンネルがある方は多いと思います。
広告を打つのはハードルが高く感じるかもしれませんが、それは自信のなさの裏返しかもしれません。

まずは自信を持てる作品を作ること。そして、思い切って“見てもらうための投資”として有料サービスの利用をしてみましょう。広告を投下すれば必ず多くの人の目に留まるように、目に付く場所に効果的にレコメンドしてくれます。
ネットという舞台なら、世界中の人にリーチできます。広告費は「あなたの音楽を届ける手段」です。
有利な点も数多くあるわけなので、ここで広告費をケチってはいけません。
予算を立てて、広告費を使って自分の作品をリーチできる人々にしっかりと届ける努力をしましょう。
                 


アイデア③ SoundCloudのPROプランを使う

音楽SNSとも言えるSoundCloud。最近のPROプランには、リスナーに運営が自動でレコメンドしてくれる強力な機能があります。

この機能により、あなたの曲が最初から一定数(約100名以上)のリスナーに届く可能性があるのです。
リポスト売買のような旧来のやり方は必要ありません。
「本物の音楽ファン」と出会いたいなら、SoundCloud PROは有効な選択肢です。リアルリスナーはそこに居るのですから。
                


アイデア④ TikTokなど拡散力の高いメディアを活用

言わずと知れたTikTokも、音楽と非常に相性の良いメディアです。
レコメンドアルゴリズムの精度が高く、まずは“見てもらえる”可能性があります。

TikTok用のショート動画を作って投稿することで、レコメンドする機能が非常に凄いアルゴリズムを持っていますので、意外なところから火がつくかもしれません。
                


アイデア⑤ 宣伝用の短い動画(15〜24秒)をつくる

SNSでの宣伝動画は、長ければ良いというものではありません。
調査によれば、スマホでの視聴に適している長さは 24秒以下。特に15秒前後が最適だと言われています。

本編に誘導する導線として、印象的なショート動画を1本つくっておくと強力です。
              


アイデア⑥ TuneCoreクリエイターズを使ってBGMに使ってもらう

TuneCoreの有料プランを利用すれば、あなたの音楽をYouTube StudioのBGMライブラリに登録できます。
そこからYouTuberがあなたの楽曲を使えば、動画の広告収入の一部を受け取れる可能性も。BGMとして利用された時には、動画が得た収益から利益を分配することも可能です。

高い収益分配率を設定すれば、動画制作者の目にも留まりやすくなります。TuneCoreユーザーの有料プランのユーザーがこれらのサービスを利用できるようです。

▶ 詳しくはこちら:
TuneCoreクリエイターズとは? (楽曲を提供する方へ) – TuneCore Japan ヘルプセンター
                  


アイデア⑦ 音楽メディア「sono」に掲載してみる

最後に、日本の音楽メディア「sono」もぜひ活用を。アーティストインタビューや新作紹介など、リスナーとつながる手段がここにあります。
                 

今たくさんの人に聴かれているアーティストも、最初は誰にも知られていなかったはずです。
アーリーアダプターとなるファン、あなたの曲を応援してくれる“最初のひとり”に出会えるよう、地道に活動していきましょう。

各メディアやSNSには、それぞれ違ったタイプのリスナーがいます。
どこで火がつくか分からないからこそ、いろいろ試してみる価値があるのです。あなたの音楽に、もっとたくさんの人が出会えますように!

音楽を作っている同志のみんなぁ〜!ガンバだよっっっ!!

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