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音のまにまに 第2回 Henry Mancini

みなさま、こんにちは。のまにです。

毎回、私の好きな音楽のあれこれを紹介していくこのコラム。今回はアーティスト紹介です。その1人目に選んだのは、私が自分で初めて探したアーティスト、Henry Mancini(1924-1994)です。あとで書きますが生誕100年というタイムリーな時だったことも選定理由のひとつです。

簡単に紹介すると、マンシーニは、主にジャズ~テレビ・映画のサウンドトラックのジャンルで活躍された方です。マンシーニやサントラファンの間では有名なこととして、サントラ楽曲をフィルム用のものと別にレコードのアルバム用のものにアレンジを少し変えるなどして再録音していたことが挙げられます。これはレコードアルバムとして聞きやすくするためにしたこと、と言われています。また、この再録音したサントラのアルバムには映画で使用されていないと思われる楽曲も収録されています。

再録音した”サントラ”版の「Charade – Main Title」

そんなマンシーニ、私が好きな60年代前後のフィルム用サントラは2000年代くらいまで単体で発売されることはありませんでした。たぶん著作権の関係で売り始めたのではないかと思いますが、ファンとしてはマンシーニが残したものが公式に聞けるようになってうれしいのですが、いささか値段が高いのが玉にきずです。Intrada, Quartet, La-la Land, kritzerland, Film Score Monthly(FSM)などのレーベルがフィルム用サントラの権利を映画会社から借りる(?)などして音盤化しているはずです(FSMに関して現在はリイシュー事業から撤退しています)。

「Charade」のフィルム用のサントラを編集した動画。

話は逸れますが先ほどの5つのレーベルの(ほかにもサントラの再発をしているレーベルはありますが)CDが某・Offなどでたまに売っていることもあるので、安ければ私はほぼ買っています。実際予備のCDが1枚買えて複雑な気持ちになったこともあります(苦笑)。


さて、マンシーニは今年、生誕100周年とのこと。新たに録音されたアルバムなどが出るようです。そのアルバムにはマンシーニのアルバムでピアノを弾いていたジョン・ウィリアムズ(当時はいろいろあってジョニー・ウィリアムズ)やマンシーニのカバーアルバムを出したこともあるクインシー・ジョーンズも参加しているようです。

マンシーニの楽曲「Peter Gunn」をJohn Williams, Quincy Jones ほかの演奏で…のトレイラー。

少し長くなりましたが私が知っているマンシーニ関連の話題でした。

有名な方なのでこれより下段は細かい説明は割愛して、好きな楽曲を年代など順不同で紹介していきます。

いわずと知れた「ピンクパンサー(ピンクの豹)のテーマ」。TVのBGMとしてよく使われてます。
「Party Poop」 The Party Soundtrack より。(たぶん本編で使われてなかったはず…)
「Free!」Me, Natalie Soundtrack (邦題:ナタリーの朝)より。
「Breakfast at Tiffany’s」同名映画の再録音盤より。
アルバム「Combo!」より「Tequila」。マンシーニのユーモアがあふれているアレンジだと思います。

もっとマンシーニが聞きたい方は、各種サブスクやCD・レコード店にて探してみてください。どこかで聞いたことがある楽曲に出会えると思います。

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