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美女ジャケハンター第69回 和モノ・刑事モノともコネクト可能!?個性派すぎるジャンルの枠をハミ出した美女ジャケ

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード『通称:美女ジャケ』を紹介しています。
今回はLes Baxterの『Hell’s Belles』をご紹介します。

    

◆『Hell’s Belles』について

Les Baxter『Hell’s Belles』(1969年リリース)

1. Wheels
2. Hell’s Belles
3. Soul Groove
4. Dan’s Theme
5. Hot Wind
6. Take It From Me
7. Chain Fight
8. Travelin’ Man
9. Dan Again
10. Hogin’ Machine
11. Scoobee Doo
12. Goin’ Home

1969年公開のバイク映画『Hell’s Belles』のオリジナル・サウンドトラックです。作品の主題曲や『M10.Hogin’ Machine』『M5.Hot Wind』などが特に知られています。
Les Baxterが持つ従来のイージー・リスニングの優美なイメージとは一線を画しており、ファズギターや硬いドラムが鳴り響き、ファンク寄りの推進力が前面に出た極めてグルーヴィーな内容です。

少人数編成の中でオルガン、パーカッション、ブラス、ハーモニカ、ギターを巧みに組み合わせたサウンドは、独特なロック路線を突き進んでいます。一見すると、西部劇調の泥臭さやバイカー映画らしい荒々しさ、そしてストレートなロックンロールが混ざり合う音楽性を想像させますが、実際は激しいロックサウンドの中から、要所に少しイージー・リスニング感が残ったメロディが微かに垣間見えたり、短いテーマが連続していく構成そのものも、本作の唯一無二の強い個性を鮮烈に形作っています。

   

◆ 『Hell’s Belles』と私

レコード屋をフラフラしていた時、不意に目をやったサウンドトラックのコーナーに急に現れたのが本作との出会いでした。再発盤があることは知っていたので、あえてオークションなどで血眼になって探すことはありませんでしたが、こうやって予期せず出会うとレコード屋の中なのに思わず大きな声が出てしまいます(笑)もちろん、即座に捕獲。
このコラムでもやたらLes Baxterの作品を紹介しているかと思います。彼の作品を集めるのをライフワークとしている私としては、基本ノールックで手が伸びます。再発盤ということもあり、お手頃価格でホッとしました。

実際に自宅で針を落として聞いてみると「あれ?歌が入っている曲なんてあったっけ?」と、意外にも把握していないことが多くありました。それと同時に、「1970年代のファンクと非常に繋ぎやすそうだなぁ」と感じたり、「和物のDJだったら刑事モノのサントラと繋げそうだな」と妄想が膨らんだり。結果、さまざまなジャンルにコネクト出来そうな優れものでした。もしかしたらDoobie Brothersとも繋げられたりして。

私のお気に入りは、『M2.Hell’s Belles』。メインソングであるこの曲が最高なのはある意味で当たり前なわけで…自分の聞き込みがまだまだですな!『M6.Take It From Me』も外せません。こちらは本作の中でも比較的イージー・リスニングサウンドに近い、従来のLes Baxterサウンドが感じられる曲だと思います。

  

サブスクリプションでもお聞きいただけます。いよいよ夏めいてきたこの時期に、少々暑苦しい作品をお届けするのはどうかとも思いましたが、今回が記念すべき?『69回目』だったので、直球でロックを感じられる作品をご紹介させていただきました。

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