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美女ジャケハンター第40回 目が合うと心奪われる魅惑の「美女ジャケ」


          

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介しています。今週は順番をシャッフルしてモートン・グールドの「Blues in the Night」をご紹介します。

      

◆「Blues in the Night」について

Morton Gouldの「Blues in the Night」(1957年リリース)
1. Blues In The Night
2. Birth Of The Blues
3. Solitude
4. Old Devil Moon
5. Nocturne
6. Limehouse Blues
7. Mood Indigo
8. St. Louis Blues
9. Sophisticated Lady
10. Big City Blues
11. Moonglow
12. Deep Purple

    

ピアニストの神童と言われ、アメリカを代表する作曲演奏家となったモートン・グールドの作品です。いくつかの交響楽団の客員指揮者を務めるなどクラシックにも精通し、お決まりのメロウなイージー・サウンドを作らないスタイルが未だ根強いファンを増やし続ける理由でしょう。

本作品は「ブルース」が持つ陰影を、オーケストラサウンドでファンタジーかつエキゾチックに表現しています。「M.10 Big City Blues」はモートン・グールド作、「M4. Old Devil Moon」や「M6. Limehouse Blues」は耳が楽しくなる抑揚やアレンジが施されています。

                

◆「Blues in the Night」と私

↑我が家の「Blues in the Night」は状態も良好でバッチリ美女と目が合う・・・これほど至福な時間はありません。

       

「エキゾチック・ミュージック」が好きな方は下記作品を聞いた事があるかもしれません。「M1. One Notes Samba」以外はクラシック味が強いモートン・グールドのラテン作品です。

↑Morton Gouldの「Latin, Lush And Lovely」(1964年リリース)

これを超えたモートン・グールド作品はないのか、他にエキゾチックな作品を発表していないのか調べていたところ「Blues in the Night」を発見。

まず、ジャケットを見た時の衝撃が凄かった。0秒で恋に落ちました笑
私が好きなタイプの美女!更にこのたまらない表情とタイトルにピッタリなカラー。アーティスト表記と同じカラーの口紅もグッとくる!デザインとしても素敵じゃないですか。
ちなみに過去1番好きな「美女ジャケ」はもちろん本作品です。

楽曲にも期待高まると思い確認したところ、ブルースという名の「ジャズ」が広がる世界でした。「M1.Blues In The Night」の怪しさをチラ見せする冒頭からオーケストラが入ってくる辺りで既にメロメロ。ウォントリストに即登録。
通販サイトやオークションを確認しましたが、高値取引されていて高嶺の花状態……。これは縁がないのかと諦めかけていた頃です。

最近、ムード音楽でロングセットをする機会が増えたのでレコードの買い出しに行ったところ、偶然レコードショップで抜いた作品がまさかの「Blues in the Night」。少々大きな声で「キターっ!」と声が出たのを覚えています。その時、もちろん1人です笑
人様なんぞお構いなし、手に届く価格で捕獲出来たのがまたまた嬉しい悲鳴!
この偶然な出会いに今年の運気は全て使ったと言っても過言じゃないですね。

「Blues in the Night」はSpotifyでもお聞きいただけます。
最近この作品を捕獲した喜びで、回DJをする際にほぼ毎回ターンテーブルの上に置いています……この夏、もしかすると私のDJをご覧いただいた方はジャケットに見覚えがあるかもしれません笑

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