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美女ジャケハンター第37回 想像の余白こそが「美女ジャケ」の醍醐味だっ!


私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介していますが、今週は順番をシャッフルして
フランク・チャックスフィールドの「Chacksfield Plays Simon & Garfunkel & Jim Webb」をご紹介します。

      

◆「Chacksfield Plays Simon & Garfunkel & Jim Webb」について

Frank Chacksfield Chacksfieldの「Chacksfield Plays Simon & Garfunkel & Jim Webb」
(1970年リリース)

1. Up, Up And Away
2. Homeward Bound
3. By The Time I Get To Phoenix
4. Mrs. Robinson
5. Galveston
6. Bridge Over Troubled Water
7. Scarborough Fair / Canticle
8. Wichita Lineman
9. Cecilia
10. The Sound Of Silence
11. MacArthur Park

          

フランク・チャックスフィールドによるサイモン&ガーファンクルとジム・ウェッブのカバーアルバムです。
フェーズ4ステレオの素晴らしい録音システムを最大限に活用し、ジム・ウェッブの華やかなハーモニーやサイモン&ガーファンクルの天才的なメロディラインを本家以上にポップかつスタイリッシュに収録。「M1. Up, Up And Away」のアレンジを聞いていただければ明らかです。
CDリリース時はビートルズのカバー作品と2イン1で発表されており、本作と打って変わってオーケストレーションが豪華なアレンジ。雰囲気の違った2作品が共存しています。

                  

◆「Chacksfield Plays Simon & Garfunkel & Jim Webb」と私

↑我が家の「Chacksfield Plays Simon & Garfunkel & Jim Webb」は状態が良く、海と「4」のデザインが鮮やかなまま残っています。      

去年ですが、『エキゾチカ』以外のムード音楽についてもっと知識を深めたいと思い、隅々まで穴が空くぐらい読み倒したのは馬場 敏裕さん著のディスクガイドでした。今でも教科書的1冊です。

この本でフランク・チャックスフィールドの存在を知り、解説を読みながらサブスクリプションを聞いて学びました。その中で私が気になったのは、何故かこの本でも小さくしか取り上げられていないこの作品。スタイリッシュな『ヌージャケ』にうっとり。
オークションで確認したところ、キレイな状態が600円で出品されていたので即落札。買って満足、聞いてさらに満足だったので、まさかサイモン&ガーファンクルとジム・ウェッブのカバー集だと気付くのは捕獲して少し経ってから。その頃はジム・ウェッブの存在すら知りませんでした笑

曲全体のスタイリッシュさをスマートな美女で表現しているのでしょうか?
(影なので顔は勝手に美しいと脳内補正していますが……)
フェーズ4ステレオの特徴である『4』のデザインがしっかりあしらわれたジャケットが相変わらずコレクター心をくすぐります。

Spotifyでもお聞きいただけます。こういうアレンジがスタイリッシュで聞きやすいムード音楽はもちろんじっくり聞いていただきたいですが、実は作業BGMの方が向いていたりして…苦笑

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