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美女ジャケハンター第36回 美女がボンゴ持ってるからって、ムードがあるとは限らない


             

私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介していますが、今週は順番をシャッフルして「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」をご紹介します。

      

◆「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」について

     

Puerto Rican All-Stars Featuring Kakoの「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」
(1966年リリース)

1. Abaniquito (Descarga)
2. Descarga En Puerto Rico
3. El Pollo (Descarga)
4. La Tombola (Descarga)

            

1963年、早朝5時間にかけて行われた長尺セッションを収録した作品です。
パーカッショニストKAKO率いる実力者揃い、チャーリー・パルミエリなども参加した総勢22名の大所帯プエルトリカン・オールスターズによる、ラテン音楽界のブルーノートこと「アレグレ・レコード」に残されたアフロ・キューバンの傑作。グルーヴィな「ABANIGUITO」や「EL POLLO」などパーカッション、ピアノとヴォーカルの絡みが非常にハードバップで、聞き応え抜群な内容です。

                  

◆「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」と私

↑我が家の「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」は再発盤なので比較的美しい状態のまま美女とセッションを拝む事が出来ます

         

私、完全に騙されました……。
今まで数多くの「美女ジャケ」を捕獲して来ましたが、これほどまでに情熱的で「THE 漢」な美女ジャケがあったでしょうか。ジャケットからは想像出来ない情熱のセッション、最高じゃないですか。

↑ジャケット裏面は正に収録内容が分かる様な演奏家たちの写真がズラリ並んでおります。

    

某大型レコードショップのUSEDコーナーにてジャケットに完全に心奪われ、状態も良かったので視聴もせずに捕獲。お財布に優しめな価格でした。
後に1995年か1998年の再発盤(条件的に断定出来ず)だと気付きます。そりゃ状態はキレイですよね。
しかし、これからラテンの季節!アフロ・キューバンやラテン・ジャズ、ブーガルーが聞きたい季節じゃないですか。私もこの夏は「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」を熱苦しくDJプレイしたいです。
しかしながら、まだまだ書き記すほど聞き込めていない作品でもあります。ラテン以外の相性が良い作品や発見については、改めて続編にまとめられればと思っております。

Spotifyでもお聞きいただけます。朝方のセッションにも関わらず男気に満ちたサウンドで、この夏熱苦しく気合いを入れて過ごしましょう!
水分補給はお忘れなく。

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