私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介しています。今週はレス・バクスターの「Soul of the Drums」についてご紹介します。
◆「Soul of the Drums」について
Les Baxterの「Soul of the Drums」(1963年リリース)
1. The Girl Behind the Bamboo Curtain
2. Lord, What a Morning
3. Coffee Bean and Calabash Annie
4. Sunrise at Kowloon
5. Which Doctor?
6. Mai Tai
7. A Day in Rio
8. River of Dreams
9. Nina
10. Shadow of Love and The Enchanted Reef
11. Jacaranda
12. Ceremony
リズムに焦点を当てた『Skins!(1957年リリース) 』や、メロディアスな『Jewels Of The Sea (1961年)』など、その他数え切れない過去作品の集大成と言えるアルバムです。
オリジナル曲を中心に収録されており(2曲はカバーです)
アフリカ、ブラジル、キューバ、ハイチの「ブードゥー」ドラムが奏でるサンバとチャチャチャのリズムが、ストリングスとヴォーカルのアレンジ、グロッケンシュピール、ハープ、中国のゴング、マリンバ、ビブラフォンなどの楽器たちで彩られていて、リズムもメロディも聞き応え十分な素晴らしい作品です。
「M10. Shadow Of Love And The Enchanted Reef」で謎めいた音が聞こえたり、「M12. Ceremony」で激しいドラムシーンがあり少々驚きますが、そこも含めてアトラクションに乗って旅をしている様な楽しい気分になります。
◆「Soul of the Drums」と私
↑我が家の「Soul of the Drums」は再発盤のカラーバイナル。1500枚の限定盤を捕獲出来て嬉しいですが、いつかオリジナル盤も拝みたいと夢見ています。
流通が少なかったのか、この作品が「幻の盤」と呼ばれていたのは知ってました。サブスクリプションでしか聞けないのか、と半ば諦めていたら復刻しているではないですか!全て同じ年の出来事。こんな偶然ある!?と思いながらネットで捕獲しました。
過去にご紹介した「Les Baxter’s La Femme」も同じ事が言えると思いますが
「M1. The Girl Behind the Bamboo Curtain」を始め、女性を題材に書かれたレス・バクスター作品は傑作が多い。本作品はその土地に住む女性たちを音だけで見事に表現していて、女性の美を讃えているのが聞き手の脳内までちゃんと共有されます。
どの曲も「THE エキゾチカ」かつ、曲の分数もそこまで長くないので夏はよくレコードバッグに忍ばせていて、ここぞ!の時に助けてもらっている事が多いです。
踊っている美女ではなく、前の楽器たちに焦点を当てて撮られたジャケットです。タイトルに「Girl」と付いていたり、女性の名前がタイトルに散りばめられている所から推測すると、ジャケットの女性は美女かつ「少女」かもしれませんね。今のご時世にリリースした日には炎上しそう笑
この時代だからこそ許された「ヌージャケ」なのかもしれません。
Spotifyでもお聞きいただけます。
最近「遊園地」の様な音楽を流すDJと言われる事がありますが、このアルバムこそ某〇〇ランドの滝から落ちるアトラクションや、汽車でグルグル回るアトラクションがある様な場所で流れていそうなので、聞いていると外に出かけたくなるかもしれませんね。