私が所有している美女がジャケットに映ったレコード、通称「美女ジャケ」を
毎週捕獲(購入)した順番にご紹介しています。今週はマーティン・デニーの「EXOTICA」についてご紹介します。　　　

　　　　　　　　　　　　　　

◆「EXOTICA」について

MARTIN DENNY の「EXOTICA」(1957年リリース)

1. Quiet Village
2. Return To Paradise
3. Hong Kong Blues
4. Busy Port
5. Lotus Land
6. Similau
7. Stone God
8. Jungle Flower
9. China Nights (Shina No Yoru)
10. Ah Me Furi
11. Waipu
12. Love Dance

　　　　　　　

マーティン・デニーのデビューアルバムです。
レス・バクスター作「Quiet Village」のカバー曲を始め、欧米白人がイメージするオリエンタルサウンド「Love Dance」「Hong Kong Blues」「China Nights」「Return To Paradise」など収録されているTIKI＆ラウンジ・ミュージックの名作。アーサー・ライマンが参加している事や、竹のカーテンから顔をのぞかせているサンディ・ワーナーの美しいジャケットも含め、「エキゾチカ」のアイコンとなった作品です。

冒頭を聞くだけでマーティン・デニーの頭の中にある、妖艶でキラキラした異世界に魅了されるため、後のミュージシャンたちが影響されたのも納得出来ます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

◆「EXOTICA」と私

↑我が家の「EXOTICA」は再発盤新品なので、印刷も鮮やかで問題なくサンディ・ワーナーの美しさが堪能出来ます。

とにかく口を開けば「エキゾ！」と言っていた頃、レス・バクスター作品が多少揃い始めたので、次に捕獲し始めたのがマーティン・デニーです。再発盤新品のレコードが大型レコードショップで売られていたので捕獲しました。
この記事を書く際に調べていて判明したのですが、何年か前はオリジナル盤が50円で売られていたんですね。今後オリジナル盤にどんどん近づけたいのですが、このレコードブームの最中、なかなか難しい気がします。

「EXOTICA」は個人的に「美女ジャケ」のパイオニア的なジャケットだと思います。「美女ジャケ」は基本的に鮮やかな色でハツラツな美女が優雅に写っているジャケットが多いのですが、色味に鮮やかさがない「竹」という題材に、女性らしさが象徴される赤い口紅だけが際立った「EXOTICA」はデザイン的にも削ぎ落とされた素晴らしさがあるのではないのでしょうか。
ムード音楽的「グッドデザイン賞」受賞決定です笑

SIDE Aは有名曲ばかりなのでDJの時はほとんどプレイしませんが、時々「Hong Kong Blues」を流したくなる時があります。

　　　

もちろんSpotifyでも楽しめる事が出来ます。
この夏も暑くなりそうなので、是非プレイリストに事前登録していただけると、音楽から涼を取れたりバカンス気分にもなるので生活に潤いが出るかもしれません。